新書の選び方。何を基準に選べばいい?

専門書よりも気軽に読むことができる新書ですが、その数は膨大です。では、求める新書に辿り着くにはどのような選び方があるのでしょうか。

新書の選び方

書店によって新書の陳列方法が異なりますが、多くの場合新書の書架があり、その中で出版社ごとに新旧順で陳列されていることが多いようです。数ある新書の中から読みたいものを選ぶには、どのような方法があるのでしょうか。

ジャンルで選ぶ

興味や関心がある分野がある場合は、タイトルを元に探すと見つけやすいでしょう。書店によってはジャンルで分け出版社が入り混じった陳列をしていることがありますが、これは少数派のようです。

新書の装丁は、タイトルと著者名が表記されている程度のシンプルなデザインが多いため、タイトルで読者の目に留まりやすいよう、内容を端的に表している場合が多くなっています。しかし、新書自体にジャンルが明記されてはいないため、手に取って中身を数ページ確認するかインターネットであらすじや書評を確認するなどの方法が確実でしょう。

著者で選ぶ

新書の著者は、エッセイストや評論家、小説家やスポーツ選手など多岐に渡ります。気に入っている著者がいれば、自分に合った文体で書かれているために読みやすく、たとえ興味がないテーマであっても視野を広げることができるでしょう。同じ著者であっても、異なる出版社から出されることもあるため、インターネット検索を活用すると見つけやすくなります。

年代で選ぶ

時事問題を扱ったものや、世相を反映した教養ものが多いのも新書の特徴です。IT技術などの年々進化していくテーマを扱ったものは、なるべく出版されて間もないものの方が、最新の情報を得られるでしょう。投資技術を解説したものも同様に、古い年代の新書では役に立たない場合が多くなります。

逆に、国際情勢のような年々変化するテーマであっても、大きな事件が起こる前などその当時の情報を得たければ、年代で選ぶことも必要となります。新書の最後のページ付近には、初版された年が書かれているため確認すると良いでしょう。

目的で選ぶ

何の目的もなく新書を手に取る人もいるかもしれませんが、関心があることや知識を得たいことがあって手に取る場合がほとんどでしょう。育児に悩んでいれば優秀な人材を育成した人が書いた育児方法や親としての自己啓発方法など、悩みを解消するという目的によって、ジャンルを越えて選ぶようになります。

シンプルなデザインの新書でも、付けられている帯には対象となる読者へ呼びかける内容が書かれていることが多いため、気になったタイトルをまずは手に取ってみると良いでしょう。

新書を選ぶ際の注意点

新書の特徴でもありますが、著者自身の主観や主張が織り交ざって書かれていることが多いため、書かれていることすべてが正しいとは限らないという注意点があります。

例えば、経営学を扱ったものであっても経営者がその成功方法を書いたもの大学教授が研究した結果を書いたものなど書く人によって内容が異なっています。経営者の成功方法は、その人だからこそ成しえたことであるかもしれませんし、大学教授の研究結果は実際のケースには当てはまらないものかもしれません。

また、グラフや表などでデータも明記されていることがありますが、そのデータが信頼できるものかどうか見極める必要もあります。これは、そのデータの出典元が書かれていなかったりどういった調査方法によるデータなのかが書かれていなかったりすることがあるためです。

同じテーマのものを数冊読むなどして1冊の新書だけのすべてを鵜呑みにすることは避けた方が良いでしょう。



新書の中には、ロングセラーやベストセラーとなった作品も数多くあるため、選び方に迷ったら、まずはそういった人気タイトルから読んでみるのも良いかもしれません。